キャンプが初めてという人や、まだあまりキャンプをしたことがないキャンプ初心者にとっては、よくわからないことや不安なことがたくさんあるものです。
持ち物や現地での設営方法、安全管理やマナーなど、キャンプには独自のルールがありますが、ここでは特に初心者もぜひ知っておきたい、シーズンごとのキャンプの特徴をみていこうと思います。
初めてのキャンプ計画を立てよう
キャンプのシーズンといえば夏という人も多いでしょう。実際、日本のキャンプのハイシーズンは7月中旬から8月中旬すぎ、お盆が明けるころだと言われています。
しかし、季節ごと四季の移ろいを楽しめるのが日本の良いところですから、キャンプだって季節感をしっかりと味わいたいところです。
ここでは季節ごとのキャンプの特徴から、初心者向けのキャンプシーズンを考えてみましょう。
春キャンプの特徴
大半のキャンプ場は、ゴールデンウィークに営業を開始します。予約はその3か月から半年前に受け付け始めるというパターンが多いようです。ですから5月のゴールデンウィークにキャンプ場を押さえるなら、年末から2月くらいまでにお目当てのキャンプ場を予約しておくと良いでしょう。
最近は早期予約割引なんかを行っているキャンプ場もあるようですから、人気のキャンプ場であればなおのこと、早めの予約が良いということになりそうです。
春のキャンプは気候的に快適で、暑すぎず寒すぎない過ごしやすい温度湿度になりますが、それでも朝夕の冷え込みに対する装備は必須です。
山菜や野鳥などの野生動物も活発に活動する時期ですから、アウトドアを満喫するにはちょうど良い季節といえるでしょう。
夏キャンプの特徴
キャンプのハイシーズとなる夏場は、気候的にもっとも温暖であり、防寒対策の装備も一番少なくてすみます。また、海、湖、川などの水辺のアクティビティーを満喫できるシーズンであり、ボートやカヌー、フィッシングなどのレジャーを満喫することが出来ます。
夏休みの一大イベントとしてキャンプを計画するファミリーは多く、子どもたちにとっても思い出の夏になること請け合いです。
そのいっぽうで、夏場のキャンプ場は日差しが強く、日焼け対策はかかせません。
さらに夏キャンプの付きものである虫が大量に発生することもあります。蚊、アブ、ブヨはもちろんのこと、都会ではみることのないような害虫に遭遇することだってあるでしょう。
日焼けや虫刺されの対策として、長袖長ズボンは必須となります。気候的には半そで短パンで問題ないような時期であっても、結局は厚着をすることになります。
なによりハイシーズンであるばかりに、どこのキャンプ場も混雑しています。せっかく予約を取って出かけてみれば、そこらじゅうに人がいてちっとものんびりできなかったなんて話もよく聞くところです。
秋キャンプの特徴
夏の暑さが過ぎ去った季節。秋はキャンプを楽しむうえで格別なポイントがあります。
なんといっても涼しい気候のなか、秋の食材をじっくり楽しむことができますから、バーベキューや山菜狩り、釣りなどにいそしむことが出来るシーズンと言えるでしょう。
秋の終わりごろには紅葉を楽しみながらのキャンプも出来るようになります。ただしその時期までいくと防寒対策はかなり厳重なものが必要になります。服装のみならず、テントや寝袋も防寒対策がしっかりしたものにしたほうが良いでしょう。
虫が少なめになる季節というのも、うれしいポイントのひとつです。
冬キャンプの特徴
冬場のキャンプはオフシーズンということもあり、オートキャンプ場などを利用することはまずできません。
自ずと自前ですべての設営をしなければなりませんし、防寒対策も本格的なもので充実させなければならなくなります。
キャンプ初心者にはお勧めできませんが、プロのキャンパーが同行するような場合、混雑状況などはいっさい気にせず、大自然を満喫できるという魅力があります。
住んだ空気と豊かな自然、虫もほとんどいませんから、ある意味もっとも快適な時期かもしれません。
まとめ
キャンプはシーズンによって特徴が異なります。人が多く、虫に悩まされ、日焼け対策が大変でも、夏場のキャンプはいちばん初心者向けといえるかもしれませんが、秋や春も、キャンプ場の設備が充実しているのであれば、さほど問題はないようです。
ポイントとしては、キャンプ慣れした人に同行してもらうか、管理人のいるキャンプ場を選ぶと良いでしょう。
キャンプ場選びに関しては、こちらをどうぞ。→初心者でもよくわかる、キャンプ場の選び方