初心者でもよくわかる、キャンプ場の選び方

キャンプ場の写真

キャンプ初心者が必ず頭を悩ませるポイントのひとつが、キャンプ場選びです。

日本全国には1000を超えるオートキャンプがあると言われていますが、そのサイトごと、キャンプ場の特徴はまちまちです。
友人や家族で行くキャンプであればなおのこと、キャンプ場選びで失敗はしては取り返しがつきません。

ここでは、初心者のためのキャンプ場選びのポイントチェックをしていきましょう。

キャンプ場の分類について

キャンプ場は設置されているエリアによって特徴が明確になります。まずはキャンプ場のエリア分類をチェックしてみましょう。

高原、避暑地エリア

標高が高めで比較的涼しいエリアにあるキャンプ場です。軽井沢などの避暑地もこれに該当します。後述する「山、海、川」といった自然のアクティビティーがないぶん、ゆったりとしたキャンプ空間を実現することができます。

周囲に視界を遮るようなものが少なく、強風に悩まされることも多いのですが、都会では決して味わうことのできない開放感を満喫することもできます。

夜に星空を眺めるとき、明るい建物がほとんどないような場所を見つけることができたなら、このタイプのキャンプ場での、自然のアクティビティーとして思い出に残ることでしょう。

山間部 森林エリア

キャンプ場といえば、山をイメージする人も多いかもしれません。山ガールに代表されるような登山ブームの訪れもあってか、近年、山間エリアのキャンプ場は人気が高まっています。

さまざまな植物や野鳥などの野生動物に出会うことが出来るのも、このエリアの特徴です。森林浴、バードウォッチング、山菜狩りなどのイベントも開催されているので、小さなお子様を連れたファミリーのキャンプエリアとしてもピッタリです。

海、湖畔エリア

キャンプ場のもうひとつの代表格は、海と湖でしょう。海辺や湖畔にテントを設営し、ボートあy釣りなどのさまざまなアクティビティーを満喫することができます。

ただ水に入って泳ぐだけでも、アクティビティーとしては充分に成立していますから、お手軽なキャンプエリアと考えることもできます。

もちろん、水の事故は毎年発生しており、特にちいさな子ども連れのファミリーキャンパーには注意が必要です。また、朝夕の気温の寒暖差が大きいことや、干潮と満潮で水際のラインが変わることなども注意点となります。

河川エリア

川遊びというのは、海とは違った楽しさがあるものです。ちょうどプールとウォータースライダーの関係のような感じでしょうか。

河川は限られた範囲においても、地形の起伏などでさまざまなバリエーションを楽しむことができるので、それだけアクティビティーとして楽しめる、つまり多様性に富んでいるというわけです。

川縁にテントを設営し、泳ぎや釣り、バーベキューなどをじっくりと楽しむことができるので、人気キャンプエリアとなっています。

当然、悪天候時の河川の増水や氾濫など、注意すべきポイントは多くなります。水の事故という意味では、海と同等かそれ以上の注意が必要なので、特にファミリーキャンパーは注意しましょう。

自宅直近エリア

場所の特徴というよりも、キャンプ場の立地を最優先に選ぶ方法です。キャンプ場に到着してからの準備や設営には、思いのほか時間が取られるものですが、キャンプ初心者は特にこの傾向が強いといえるでしょう。

また、くたくたになった帰り路、自動車を運転しながら長い距離を走るのは大変なものです。時間的余裕がないような場合は事故の要因にもなりかねません。
こうした理由から、キャンプの時間をできるだけゆったりと楽しみたいのであれば、近場のキャンプ場を選ぶというのは選択しのひとつです。

キャンプ場の設備について

同じようなエリアにあるキャンプ場でも、備え付けられている設備によってその特徴は大きく変わります。また、設備は充実していれば良いというものでもなく、不要なものはかえってキャンプの雰囲気を壊してしまうこともあるのです。

ここでは設備別のキャンプ場の選び方を考えていきましょう。

トイレとお風呂

実際にキャンプそのものには関係のない設備ですが、非常に重要なポイントになります。まずトイレあっても和式というケースも少なくありません。女性や子どもといっしょにキャンプを行う場合、トイレは洋式で水洗というのが必須項目といえます。

もちろん、最近のキャンプ場のトイレは上記の条件を満たしているものが多いのですが、事前のチェックは必ず行いましょう。

お風呂も重要なアクティビティーと言えますが、これも注意が必要です。例えば大自然のなかのキャンプ場のすぐ近くに、都会のスーパー銭湯のような近代的な施設があったなら、かなり興ざめではないでしょうか。自然の雰囲気を残した露天風呂などがおススメです。

オートキャンプ レンタル設備

自動車の乗り入れが可能なオートキャンプは、初心者にとって心強い設備のひとつです。また、レンタル用品が充実していれば、現地で忘れ物に気が付いても安心です。
本格的なキャンプはまだ無理という初心者にとっては、こうした設備のチェックが重要になってくるでしょう。

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