トラブル防止で快適に!キャンプの注意点

虫除けスプレーをする子ども

キャンプはアウトドアレジャーの王道です。しかしそんな誰もが楽しめるキャンプであっても、いくつかのトラブルで台無しになってしまうことがあるのです。

ここではキャンプが快適に行われるよう、そこで起きるいくつかの代表的なトラブルとその対策を考えていきましょう。

火のトラブル その取り扱いについて

キャンプではバーベキューやキャンプファイヤーなどで火を取り扱うことになります。

室内ではなく屋外ということもあり、自分ではそれと気が付かないまま、火の扱いをいくぶん軽く考えているキャンパーもいるようなので、ここではその注意点を今一度考えてみようと思います。

テントやタープに近くで火を扱ってはいけない

初心者がよく持つイメージで、焚き火をしながらその周りに腰かけ、小さな鍋などを温めるキャンプの様子というのがありますが、そのイメージでは焚き火の脇にテントやタープが…。

焚き火そのものの可否はさておき、テントやタープの多くは化学繊維でできています。これらは熱に弱く、火の粉が飛んで来れば穴が開いたり燃え上ったりしてしまうのです。

火を熾すのであれば、必ずテントやタープから離れた場所で行いましょう。

テントやコテージ内での火の使用もご法度

テントやコテージのなかには、モノポールタイプで天井が高く、内部で火器を使用できる仕様になっているものがありますが、これは排気や素材、仕様などがかなり制限されたものであり、初心者は手を出さないほうが無難です。

下手にテント内で火を使うと、最悪の場合一酸化炭素中毒などのトラブルのもとになります。

いずれにしろ、テント内の火は、たとえ暖房器具であっても使わないほうが良いということになります。

焚き火はルールを守って行う

キャンプ場の大半は、直火による焚き火は禁止しています。これは安全性と自然への影響を考慮したためとされていますが、キャンプ初心者は地面で焚き火ができないことに違和感を覚えるようです。

焚き火台などは完備されていますから、かならずルールを守って焚き火を行いましょう。

天候、風によるトラブル

キャンプの大敵は雨というイメージもありますが、実際には雨に降られてもキャンプはできます。
実際にもっとも厄介な自然現象は風です。

強風下ではキャンプが続行不可能になるケースもある

雨天時は屋外のアクティビティーは困難になりますが、テントの防水性能さえきちんとしていれば、雨のキャンプもなかなか趣きがあったりするものなのです。

しかし風だけはどうすることもできません。特にキャンプは開けた土地で行われることも多く、突風にあおられてテントが飛ばされる事故が、毎年何件かは起きているのです。

テントがいくつも飛ばされるような天候では、キャンプそのものの続行を検討する必要があります。

テントの設営 ペグ打ちは充分に注意を

テントを設営する際、場所選びで考えることはたくさんあるのですが、風の通り道かどうかは重要なポイントです。初心者の人や、そのキャンプ場が初めてであれば、オーナーさんなどに相談してみるのも良いでしょう。

そしてなによりテントを固定するペグを、しっかりと固定しておくことが重要になります。

テントが飛ばされ、その部品が人を直撃すれば、最悪の場合大怪我に発展するトラブルとなってしまうのです。

虫のトラブル

キャンプは行きたいけれど、虫が苦手なので敬遠してしまうという人は意外と多いものです。豊かな自然がすぐそばにあれば、虫がいるのは当然なのですが、刺されてしまえばせっかくのキャンプも台無しになりかねません。

虫が多き季節、時間帯は注意を

虫は当然一年中いるのですが、やはり夏場を中心に温かい時期に活動が活発化します。さらにこの時期は、人間のほうが肌を露出する服装になるため、いっそう虫刺されの被害が増加するわけです。

特に「蚊、アブ、ブヨ」は虫刺され被害の代表で、これらの虫にどう対応できるかがトラブル対策のメインテーマになるのです。そしてもうひとつ、忘れてはいけないのが、ハチです。山やキャンプ場には、ハチもよく出ます。強い毒を持っているので、十分に注意して下さい。もし蜂の巣があったり、蜂が多く出るような時は、ハチ駆除の業者に頼んで対応してもらいましょう。スズメバチなど本当に危険です、遠くに離れましょう。

こまめな対策が肝心

まずは蚊の対策として、蚊取り線香などは必須アイテムです。小さいとはいえ火を扱うわけで、実際にこれが原因でテント火災が発生したこともありますから、注意して使う必要があります。

市販の虫よけスプレーも効果的ですから、キャンプ場へ出発するまえにケアしておきましょう。

服装についてはどれだけ暑くても、長袖長ズボンは必須になります。肌の露出がなければ虫刺され被害は格段に減少しますから、まずは服装から注意してみましょう。
ブヨやアブにはミント系の虫よけが効果があると言われています。

ぜひ試してみましょう。

なお、自治体も害虫や害獣、ハチについては対応してくれることがあります。

たとえば関東圏で人気のある「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」「田貫湖キャンプ場」であれば、静岡県富士宮市に相談してみます。

参考1:スズメバチの巣の駆除について | 静岡県富士宮市

「石岡市つくばねオートキャンプ場」であれば、茨城県石岡市ですね。

参考2:平成28年度スズメバチ駆除費補助金について | 石岡市公式ホームページ

ぜひみなさん、自分でなんとかしようと無茶はせずに、安全に駆除や対応をしてください。

(管理人の実体験によるアドバイスでございます。)